1-29 射法訓全文の解説
1.弓道教本の射法訓について
「射法訓」は射法の基本理念といえますが、若い人が背景や内容を理解せずにお経のように唱和しているのではないかと思い、僭越ではありますが勇気を奮って、解説に挑戦します。
「射法訓」
射法は弓を射ずして骨を射ること最も肝要なり。心を総体の中央に置き、而して弓手三分の二弦を推し、妻手三分の一弓を引き、而して心を納む是れ和合なり。
然る後胸の中筋に従い、宜しく左右に分かるる如くこれを離つべし。書に曰く鉄石相剋して火の出ること急なり。即ち金体白色西半月の位なり。
櫻井 孝 | 2019/01/23 水 18:00 | comments (0)
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