1-29 射法訓全文の解説

1.弓道教本の射法訓について


「射法訓」は射法の基本理念といえますが、若い人が背景や内容を理解せずにお経のように唱和しているのではないかと思い、僭越ではありますが勇気を奮って、解説に挑戦します。
「射法訓」
 射法は弓を射ずして骨を射ること最も肝要なり。心を総体の中央に置き、而して弓手三分の二弦を推し、妻手三分の一弓を引き、而して心を納む是れ和合なり。
 然る後胸の中筋に従い、宜しく左右に分かるる如くこれを離つべし。書に曰く鉄石相剋して火の出ること急なり。即ち金体白色西半月の位なり。
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1-28 礼記射義訓纂について

1.礼記射義についての疑問


弓道教本はもはや日本弓道の「聖書」であり、「礼記射義」「射法訓」は基本理念となっていますが、若い弓道人が背景や内容を理解せずに唱和しているように思います。
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9-14 伸びが射に与えるもの

射においては「伸び」が肝心要です。しなやかに伸びのある射は左右が釣り合って、伸びの方向(矢筋)に鋭い離れを生み、矢勢も良く、的中も確実となります。逆に伸びが止まると、緩みとなり、バランスを失って、離れも乱れ、矢色が付き(尻尾を振る)、的中も悪くなります。これは事実ですが、なぜそうなるのか検討してみましょう。
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3-26 弓道は天邪鬼

弓道は天邪鬼ですので、まじめに一生懸命になって、追いかけると恋人はそっけなく逃げてしまいます。自由気ままに祖卒なお話を書きます。
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4-27 弓手の働きについて

1.「狙いは弓手にあり、的中は離れにあり」


少し記憶が曖昧ですが、古い弓術書の言葉です。これは言葉通りの意味ですが、「狙いは弓手に映るので、これを正確に定めなければ中るはずがない、しかし安定した的中は離れにあるので、緩みやブレのない自然(軽妙)な離れを身に付けなければならない」ということです。
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6-20 「押し引き一如」の原理について

「押し引き一如」と「射法訓」には違和感


錬士の学科問題に「押し引き一如」があり、ネットで模範解答を探したところ、「射法訓の大三」を引用した文章を見つけましたが、私はこれには違和感があるので、一寸書いてみます。
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1-27 骨法、あるいは骨相筋道について(其の三)〜自分の体を意のままに操ること〜

普段の生活では自分の体を自由に動かすことは至極簡単で当たり前のことですが、弓道では自分の体を意のままに操ることが意外に難しいことが問題です。
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1-26 骨法、あるいは骨相筋道について(其の二)〜十文字射法について〜

云うまでもなく日本弓道の原点であり、射法・射技の基本体型として、「縦横十文字」、「三重十文字」、「五重十文字」と三つの類似した言葉があるので、少し註釈します。
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1-25 骨法、あるいは骨相筋道について(其の一)〜正射とは、骨法の射とは〜

1.正射必中について


真面目に練習をしているのに射形も的中も安定しないのは、正射が出来ていないためと考えていませんか。
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2-20 狙いと的中

これまで掲載した狙いに関する記事に図解と補足を加えて体系的にまとめ直しました。
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小笠原流 流鏑馬

小笠原流 流鏑馬 | 小笠原流が各地の神社で奉仕する流鏑馬を網羅した写真集。各地それぞれの行事の特徴や装束が美しい写真で解説される。観覧者が通常見ることのない稽古の様子や小笠原流の歴史についても書かれており読み物としても興味深い。数百年の時を経て継承されてきた古流の現在を記録し後世に残すという意味で資料としての価値は高い。

小笠原流弓と礼のこころ

小笠原流弓と礼のこころ | 小笠原流宗家(弓馬術礼法小笠原教場三十一世小笠原清忠)著。一子相伝800年の小笠原流の歴史や稽古法などについては40年程前に先代宗家の著した書があるが、本書では加えて武家社会終焉以来の「家業を生業とせず」という家訓を守ること、そしてこの平成の世で礼法のみならず弓馬術の流儀を守ることへの矜恃が綴られる。

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本

弓の道 正法流入門―武道としての弓道技術教本 | のうあん先生こと正法流吉田能安先生の教えを門人達が記録した書籍。のうあん先生は古流出身ではないが、古流を深く研究した上で現代正面射法を極めた人といえる。射法についての解説はもちろんのこと、伝説の兜射貫きや裏芸といわれる管矢についての記述も読み応えがある。

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